現在はディストピア? 今月の100分de名著
6月度のNHK Eテレ”100分de名著”はレイ・ブラッドベリ著『華氏451度』。
またまた、”100分de名著”は知的好奇心をビシビシと刺激してくれます。本当に素敵。
番組を見ていただくのが一番いいのですけれども、この時期にディストピアを取り上げるなんて冴えています。まあ、偏向報道のNHKは国民の敵だそうなので、きっとディストピアを取り上げる書籍なんてきっと、いけないのでしょう😅
最近の政府の暴走は恐ろしいです。
この作品の背景には1950年代マッカーシズムと言われるアメリカの反共産党運動。アメリカとソ連、中国の代理戦争と言われる朝鮮戦争など、米ソ冷戦が激化していました。
日本も例外に漏れず、安田浩一著『戦後の右翼』
などでもあるように、GHQは共産主義に関して批判的な発言させ、アメリカの占領政策に追及しなければ、天皇讃歌は認めたとのこと。「親米、反共」路線に変更したことはこのためです。まあ、今でもネトウヨの人達はしっかりお約束を守っています。偉い!
それにしても、本が燃やされる社会というディストピア。
しかし、考えてみてみよう!
現在、この無知というか、一方方向のみに限定した情報を信じる。
東京オリンピック反対署名をする奴は共産党、反日とかいう人たちは一体何なのか?
オリンピック開催が分断された日本人の「絆」を取り戻すというのか?分断したのは誰だよ!
私の想像の範囲を超えてしまっている。まさにディストピア。
ジョージ・オーウェルの『1984』と同様、今こそ読み返すべき本なのでしょう。
かくいう私ですか?不勉強で『華氏451度』は読んでいません。放送が終わったら、読もうと思っています(≧∀≦)