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文を以って友を会し、猫を以って人を輔く Twitterでいいきれないことをここで話します アカデミックに行きましょう😀 ネコは俯瞰的な立場で監視します😸

NHKーEテレ ねほりんぱほりん 究極のリモートワーク? ネットの”コピペ記事”を書く人『あるコタツ記事ライター』

NHKーEテレの『ねほりんぱほりん』見ています? 
 

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オススメです。私感ですけれど、見ないとソンだと思いますよ。
ものすごく時間とお金をかけた良質なバラエティ番組。
 
 
クルテクによく似たモグラのぬいぐるみ、ねほりん(声・山里亮太)とぱほりん(声・YOU)が聞き手となり、ブタのぬいぐるみに扮した顔出しN Gのゲスト=訳ありゲストを招いて、トークを展開する。とても面白いバラエティ。山里亮太とY O Uがインタビューを通してDeepな世界を聞きたおし、深掘りする。本能が命じるまま、思いついたまま発言するYOUの対応がすごく好き。
 
NHK人形劇の伝統と技術をこんなことに使うな(笑)
 

 Wikipediaによると、一本番組を作るのに取材から始まって人形劇を併せて、完成する迄に四ヶ月くらいかかるそうです。

時間とお金をかけて面白い番組を作るということは、こういうことです。みなさまの集金で番組を作っているNHKでないとこんな馬鹿なことできません!
 
今回のテーマは『あるコタツ記事ライター』。自戒をこめて取り上げます。
 
みんな大好き極左番組『サンデーモーニング』や『アッコにお任せ!』などで張本が「あー言った」、和田アキ子が「こ〜言った」という記事がYahoo!ニュースなんかで書いてあるやつ。あとはバラエティからとった「釣り」記事。
 
そんな記事を見て「テレビ見て、記事にするな!」って怒ってSNSや投稿欄に書いているあなた!ライターのクライアントの思う壺です。お手柔らかに😅
 
結局、釣り記事に釣られて、広告を見ているあなた。カモネギです。
 
「張本、逆ギレ!」とか「竹田恒泰、金慶珠完全論破」とかいう記事完全な釣りです。前者は「そんな練習何になるのかね」って感想、後者は金先生が「それはそうだ!」と答えるだけだったりする。良識のある大人は無視しましょう。
 
さて、今回のブタさんによるとコタツコピペ記事はいっぽん2,500円?毎日、ブログを書くために本棚をひっくり返している自分が嫌になる。
 
しかし、ブタさんはライターとしてネットの会社に入ってから、地獄を見ることになります。
月500記事作る❗️(´⊙ω⊙`)なんだ、それ?
 
そうなると、もう完全な工場。流作業で記事を作る。さらに、アンケートに協力してもらってそれが10件集まると、記事完成。「ベスト10」ならず、「10選」😅
 
これが舞台裏だそうです!
 
必ず最後は、「改心して、今は収入は落ちたけれどきちんと仕事しています」になるところはNHKーEテレということで(笑)
 
ブログとはいえ、私は誠実に記事を書いております。机の周り、資料だらけですよ(笑)
 
繰り返しになりますが、
私はテレビのワイドショーや産経新聞の横流しのようなブログは誓って書きません。
と言いつつ、Google様のニュース欄からネタを探すときもあります(笑)
 

特撮の話 スーパー戦隊シリーズ45周年 お互い歳取りましたね😅

 
今年でスーパー戦隊シリーズ45周年を記念した新作『機界戦隊ゼンカイジャー』の制作会見が先日行われました。
45周年で45作目ですって。お互い歳とりましたね(笑)
おそらく、まず間違いなくテレビでは見ないから、なるべく暴論は避けます。あまりにも今回ショックだったのでブログにアップします。
 
『秘密戦隊ゴレンジャー』がはじまったのは Wikipedia によると1975年4月から2年間だそうです。それからほぼ毎年作成しているのですから、すごいですね。継続は力です。このくらい休みなく続いたシリーズは『水戸黄門』くらいかな?
 
いや、毎年新規軸になることを考えれば、NHKの大河ドラマや朝の連続テレビ小説の方が比較対象になるでしょう。
 
年齢的に『戦隊シリーズ』がはじまった頃はその手の変身ヒーローものは一回卒業してました(復学は『ウルトラマンティガ』、『仮面ライダークウガ』を経て無事に『仮面ライダー響』の29話で再卒業できました。結果、詳しい人から言わせると、論じる資格はないそうです)
 
『戦隊シリーズ』は見ていませんでした。しいて言えば、巨大ロボットが出てくる『電子戦隊デンジマン』を再放送で見ていたぐらいですね。それを見ていた理由はひどい。邪道です。
 
『電子戦隊デンジマン』の再放送やっていた頃、所ジョージさんが高校生を対象としたラジオを帯でやっていました。その時再放送をしていた『電磁戦隊デンジマン』を面白、おかしく情報を流していました。その話についていくため、見ていた程度。それでも、アクションシーンはすごかったですし、ロボットの戦闘シーンも当時としては最先端だったと思います。
テーマソングはかっこよかった。
 
ちなみにデンジブルーは日本を代表するアクション俳優の大葉健二さん。後の『宇宙刑事ギャバン』です。そうそう中川翔子さんはデンジマンの大ファンだそうです。
 
 
話がそれた(≧∀≦)
 
ドラマは大人の事情で『仮面ライダー』の放送権を失ったNETは『仮面ライダー』シリーズのあと番組に以前没になった仮面ライダーの複数レギュラー企画を実現させます。コミックの原作は石ノ森章太郎先生に依頼します。
 
この企画は編集者の一言「先生、サイボーグ009を仮面ライダーでやりましょうよ」これで、作品を作ってしまう石ノ森先生は偉い!
 
コミックのスタートは覚えています。石ノ森先生は新しい代表作として『秘密戦隊ゴレンジャー』の連載を開始しました。その意気込みは作風からでも伝わってきました。
このブログのためにKindleでダウンロードしました ♪───O(≧∇≦)O────♪(できたら紙の本の方がいいのですけれど)
 
内容ば空手の達人、海城剛が強化スーツをきて、他のスペシャリスト4人が悪の秘密結社黒十字軍と戦うもの。作品のスタートは文字通り、スパイ作品。ストーリー物を書くときの石ノ森先生の線だ!先生は真面目です!
 

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秘密戦隊ゴレンジャー 石ノ森章太郎画
 
そこまでは覚えています。
その後、しばらく連載しれていた『少年サンデー』を立ち読みしていなくって、気が付いたらギャグ漫画『秘密戦隊ゴレンジャーごっこ』になっていました(笑)。これを機会にKindleで読み直します。
 
話を戻します!
 
さて、『機界戦隊ゼンカイジャー』のデザイン。ほとんど白いアカレンジャーではないか。しかもオープニングでアカレンジャーが登場するみたいです。
どーーせ見ないのだから、そんな事はどーーーでもいいでしょう。
 

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機界戦隊ゼンカイジャー
 
いや、問題はここから。なんと主人公以外、みんなロボットですって?
お父さんたち楽しみの夏休みの海水浴、プールの水着はどーーするの?可愛い女の子の水着は今回なし?
ますます視聴意欲がなくなった。
 
そんなショックはどうでもいいです。もっとショックなのは榊原郁恵さんが主人公のお婆ちゃんですって。「ああ・・・郁恵ちゃん」よりによってお婆ちゃん(´ω`)。ショックです。
 
 
私も歳とりましたね。
 
かつて、大河ドラマ『おんな太閤記』(1981年)のねね役が佐久間良子さん。当時42歳。ねねは自分の母親と同世代の人がやるものと思っていたのですが、竹中直人の『秀吉』(1996年)では自分と同世代の沢口靖子が演じた時はちょっとショックでした。さらに酒井法子がねねを演じたときはもっとショックでした。
 
もう、柏木由紀がねねを演じても驚きません!
 
それが今回自分のアイドルだった榊原郁恵がお婆ちゃんですよ。ショックです。もう立ち直れません。
特撮上がりのアイドルなんていくらでもいるでしょう。例えばネトウのアイドル千葉麗子先生とかはいかがでしょうか?
 
結局自分が年齢を重ねたという事実だけを認識しました。

 

Kindleで見つけました。『秘密戦隊ゴレンジャーごっこ』も収録されています。どこで変わるのかそれも見ものです(笑)

朝の連続テレビ小説『おちょやん』 第6週「楽しい冒険つづけよう」

ほとんど、スポ根になってきた『おちょやん』。
 
『少年ジャンプ』のような努力、友情、勝利、そしてステップアップ。それはそれでわかりやすくって良いのですけれど、物語の深みはちょっと浅くなっていませんか?家族で楽しむ分かりやすいドラマそれを目指しているのでしょうか?それならばいいのですけれど。
 
山村千鳥一座に入ったものの、なかなか役をもらえない千代ちゃん。千鳥さんの暴言に耐えながらも、お世話係として頑張っています。
だが、お世話係をしながらも、台本を全部覚えている千代ちゃん。これってのちの伏線になりますけれど、六代目圓楽師匠の言うところの「家宝は練って待て」と言うことですか。
 
なんか甘い。とにかく進行が雑!伏線が弱い!
 
繰り返しますけれど、コロナ禍で話数そのものが削られているのでしょう。話の展開が早いような気がします。
 
お客の入りが目減りし、自分のやりたい芝居と観客のギャップがでてきた山村千鳥一座。
座長!仕方ありません。たまにはいいですけれど、観衆は常に高尚な物を求めていません。特にテレビもラジオもまだない時代。芝居は今よりも大衆に身近なものでした。今のテレビドラマも、迎合した物ばかりですよ。
 
千鳥さんに言わせれば、大衆に迎合した子供騙しの芝居『正ちゃんの冒険』を上演することになった。初めて役を貰えるようになった千代ちゃんですけれど、セリフがひとつしかない。
 
このドラマでは千鳥さんは千代を育てようとする気持ちを湾曲的に表現する。「最初の役は一生忘れられないものになる」千鳥のセリフですけれど、口悪く言うけれど、千代を育てようという師匠の愛を感じさせます。ですけれど、ストレートだな。
 
同僚が足を挫き、急遽正ちゃんを演じることになった千代。千鳥さんの厳しい指導のもとなんとか仕上げる。まあ、特訓のシーンの長さはあの程度でしょうね。『ウルトラマンレオ』初期に納められている、モロボシダンによる特訓シーンもあの程度の尺だったかな?
 
さて、さてなんとか初日に間に合ったのですけれど、神様から預かった短剣を忘れてしまう。そこでアドリブで逃げ切る。初舞台の時もそうだったけれど、モデルとなった浪花千栄子さんってアドリブがきいたのですか?大阪の喜劇ってひたすらアドリブの応酬ってイメージはあります。
 
新聞で評判を得て、千鳥さんが鍛え直すことで旅にでて、たった二週間で山村千鳥一座編は終了ですか?話の展開が早い。早すぎる。最終回に近づくにしたがってまた登場するとは思いますけれど、せっかくキャラが立っているのにちょっと残念です。
 
さて、映画編です。さあ、展開は目を離せません(笑)。嘘を付け!
 
ところで、物を投げまくる山村千鳥は蜷川幸雄のパロディーでしょう!
それに団員の皆様 ちょっと無能すぎます。
 
 

読書の話📚Vol.20 横溝正史 田舎もの

先日取り上げた江戸川乱歩で、横溝正史を「田舎もの」という新しいジャンルを作った偉大な作家と評しましたけれど、その「田舎もの」についてほとんど説明しなかったので、少し取り上げたいと思います。
 
この「田舎もの」と言う表現は私の造語では当然ありません。NHKテレビの対談番組で佐野史郎か、高橋源一郎が使っていた言葉です。以来、気にいって使わせていただいています。

横溝正史の文学的評価はいかに?

 
横溝正史は「今でも人気を誇る作家」のように書かれていますけれど、どうですかね?
 
個人的にはほとんど推理小説というジャンルを読まなくなってしまったので、現在、横溝正史がどのくらい人気を誇っているのかわかりません。
しかし、肌感覚というか、本屋さんを歩いてみても以前のようなブームでは明らかにないみたいですね。
 
以前のように歴史に葬られることはないとは二度とないとは思いますけれど、あのブームを知っているものとしては少し寂しいです。
 
あの頃は角川文庫で100冊以上出版されていました。さらに仕掛け人の角川春樹は毎年、市川崑と石坂浩二のコンビで映画化されていたし、古谷一行でテレビドラマシリーズも頻繁に放映されていました。(これもミステリーチャンネルやファミリー劇場で再放送よくやっています)。
 
さらに、人気に便乗して渥美清主演で『八つ墓村』、中尾彬で『本陣殺人事件』とかも映画化されていました。
最近でも長谷川博己の『獄門島』や稲垣吾郎の『悪魔が来たりて笛を吹く』をドラマ化していたのは記憶に新しいです。
しかしあのブームを体感している身としてはちょっと寂しいです。
 
本屋さんを歩いても、平積みにされていないし、いわゆる代表作も満足に並んでいません。しかも文字造形だけになった表紙はちょっと寂しいです。
 
あの杉本一文氏の横溝正史の世界を表現したイラストでないといけません。
 
つまらない話かもしれないけれど、アニメ『文豪ストレイドックス』では

bungo-stray-dogs.jp

乱歩君はいたけれど、正史さんがいないのはちょっとかつてのファンとしては寂しかったですね。
 
今でも横溝ファンを自認する人にちょっと聞いてみたい。
 

日本にはお屋敷は田舎に行かないとないし、戦後さらになくなってしまいました

 
松本清張や器用な高木彬光などの社会派は別として、推理小説、探偵小説は恐怖小説だと思っています。
 
いつ自分が殺されるか解らない恐怖。殺人鬼は隣にいるかもしれないという恐怖。犯人は人混みに隠れてしまうかもしれない。だから、推理小説は都会が似合います。
 
もうひとつの恐怖はお屋敷ものに存在します。このケースは保険金であるとか、遺産争いが多い。「次は自分が殺されるかもしれない」という恐怖。「こいつが死ねば自分はもっと遺産がもらえる」それは自分も同じこと。お互い疑心暗鬼になっていく。隣にいる人間が自分を殺すかもしれないという心理的な恐怖。そして骨肉の争い。
 
ところが日本にはお屋敷がない。
 
西欧の荘園領主を舐めてはいけない。日本の六義園なんて大したことないですよ。迎賓館でさえ庭園が狭いですよ。山ひとつ屋敷にしてしまうのが西洋です。どこまでが自分の農園なのか解らない。境目が解らない。ものすごく大きい。山狩りを自分の庭でやってしまうスケールの大きさ。それが日本のお屋敷もどきにはない。
 
そこで横溝先生は気が付いた。「そうだ田舎に行こう」
 
日本の庄屋さんの屋敷は小さくとも、村全体がお屋敷という舞台にしてしまえ。すると村八分にするという日本独自の負の文化が勝手に動き出した。面白い。他所者を排除しようとする排他的な空気が発生する。日本では無敵の「空気」さんです。(山本七平の『空気の研究』くらい読んでね)
 
排他的な空気。村八分という差別。そしてさらに村に伝わる伝承が加わる。
加えて横溝先生は「みなし殺人」という、おどろおどろしたテクニックまで身につけました。
ここまで、身に付いければあなたも横溝正史になれる!(笑)
 
『獄門島』なんてアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』に二番煎じなんて言うなよな。
 
最初にパクった人間が偉いのです!二番煎じでも自分の世界を作り上げた人間が勝ちです。
そいうい意味では横溝先生は偉かった!
 
「田舎もの」と言うジャンルは決して小馬鹿にした表現ではないのです。
ひとつの新しいジャンルをつくるなんて、横溝先生は只者ではない!日本文学史にその名前を残すことが許された偉大な作家です。
 
さて、ここからは横溝先生をディスります。自分が最後まで横溝正史に関われなかった理由が以下の内容なのかもしれません。
 
  • 金田一耕助の殺人阻止率が悪すぎる。ツッコミたくなります。決して全部読んでいるわけではないけれど、被害者を助けたのは『悪魔の手毬唄』ぐらいですか。あとは大抵、全員殺される。しかも犯人に自害されてしまう。それダメでしょう。なんで死刑がいけないのか?「人が人を裁くなんて、神になったつもりか。おこがましいと思わないかね」と言うことと、同じ種類の犯罪を予防するために、徹底的に解明するためでしょう。
  • 金田一耕助は何故か、真相に近づくと現場を離れる。これもダメでしょう。今のようにインターネットはおろか、FAXすらない時代です。でもね電話はあるでしょう。目の前で殺人事件が起きているのだから、犯人検挙と殺人予防に全力を尽くすべきでしょう。それが探偵さんのお仕事でしょう。かつての犯罪の関係性は解決した後でいいと思うけれど・・・。もしくは助手の仕事だと思いますが、間違っていますか?そういえば、金田一耕助には助手はいませんよね(笑)。
 
そうそう妻と推理ドラマにに関してよく話します。稲垣吾郎は明智小五郎と金田一耕助両方できるとか、野村萬斎のポアロ役はよかったとかそんなたわいナイ話です。
 
その中で、横溝正史の作品は現代的にアレンジできないというのは二人の共通の意見です。
だって、今や地方は都会化してしまって、昔ながらの田舎のお屋敷がありません。閉鎖された空間なんてもう無理です。さらに金田一耕助を現代風の服装をさせたら、『刑事コロンボ』になってしまいますwww(爆笑)
 
横溝正史の作風と金田一耕助はあの戦後の復興の空気がよくあってます(笑)
 
最後に私のブログの横溝正史先生は「田舎もの」だという発言に対して不快な思いをされた方がいたとしたら、ここでお詫び申し上げます。
 

 

何度も映像化されている横溝正史の代表作品です。これをまず読まないといけませんね。

 

いまだに多くの論客が日本人論に引用する名著です。愛国者を名乗るならこれを読まないといけません。マストです。

 

読書の話📚Vol.19 江戸川乱歩著 『人でなしの恋』

暇つぶしとしての読書
 
最近は社会・政治、仏教、歴史関係の読書がほとんどですけれど、私もたまには文学、小説が読みたくなります。
もともと文学部出身です。ヘミングウェイやスタインベック等の現代アメリカ文学、『赤毛のアン』やマーク・トウェインはマストです。読まなかればいけません。フランス文学はカミュ。カミュはかっこいいですよね。まるでフランス映画の俳優みたいですよね。
 
 
時間がある時は、短編集を手にします。サクって10分程度で読める作品がいい。いわゆる「暇つぶし」という奴です。高橋源一郎や呉智英のエッセイ集を読む感覚で太宰治や谷崎純一郎の短編集を読みます。芥川もいいですよね。
漫画はどちらかというと長編が好きなので、「暇つぶし」のためには、あまり漫画は読みません。『ゴルゴ13』は大好きですなので、結局、単行本一冊読んでしまいます。「暇つぶし」にはなりません。
 
さて、今回は江戸川乱歩を取り上げます。
 
実は探偵小説好きでした
 
私がちょうど、自ら読書をしようと思った頃に流行っていたのは、横溝正史と森村誠一。角川春樹に踊ろされました。角川書店による私のお小遣い強奪計画がはじまりました(笑)。
横溝正史は「田舎もの」というジャンルを作った偉大な作家です。それまで探偵小説は都会のものでした。
江戸川乱歩の『地獄の道化師』では犯人のアジトは千葉県G村。名探偵明智小五郎はそれを突き止め、こう言います。「葉を隠すのは葉の中、人を隠すのは人の中」。千葉県G村では人が住んでいないからすぐに住処がわかるというのですイヤハヤなんとも。
戦後、金田一耕助シリーズで頭角を表す、横溝正史は疎開した経験?いや、生まれながらの田舎者なのか?ググってみたら、横溝は神戸、乱歩は三重県名張だって?えっ?乱歩の方が田舎者ではないか‼️今まで、乱歩は浅草の出身だと思っていた。
話がズレた。角川春樹の仕掛けたブームに乗せられて『犬神家の一族』や、『獄門島』など横溝正史の作品を片っ端から読んでいました。それ以降、探偵小説に興味を持って、横溝正史以外の作家、アガサ・クリスティ、エラリー・クイーンなども読みはじめました。
 
その流れで当然、江戸川乱歩も読みはじめました。乱歩の作品を改めて読んでみると「エロ」、「サドマゾ」、「殺人」、「奇形」。そんなものを読んでいては碌な大人にはなりませんよね😅。しかし、乱歩って作家は『少年探偵団シリーズ』などけっこう、時代や対象に合わせてリメイクされるし、ことある毎にドラマ化、アニメ化されているので作品に触れている人は多いでしょう。(天知茂主演の「美女シリーズ」は現在ファミリー劇場で絶賛再放送中。)
しかし、振り返ってみれば、「人を殺さない」乱歩の作品はひょっとして文学への架け橋だった?うん解らない(笑)。
『人間椅子』の怪奇性に加えてあのオチ。何度読んでも面白い。人は殺しますけれど、犯人がわかっていても面白い『屋根裏の散歩者』なんて普遍的な心理がありますね。「人を殺してみたい」、「不条理な殺人」って今はじまったことではありません。乱歩にはそんな発見があります。
 
『人でなしの恋』
このブログではじめての乱歩。取り上げるのは『人でなしの恋』。短編集などに納められている作品です。しかし決っして文庫本のタイトルにはなりません。ですけれど、内容はエロで、異形の恋、嫉妬、変態性などわずかなページ数にてんこ盛りです。
NHKBSで満島ひかる主演でドラマ化されているのでみた人は多いでしょう。私も一度は当然、読んでいましたけれど、忘れていました。ドラマを見から、改めて読み返ししました。
 

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満島ひかり『人でなしの恋』
恋愛経験のないまま、結婚した主人公は旦那の愛し方に不満を持っていた。男性経験が結婚までなかったので、こんなものかなって思っていた、しかし夜な夜な出かける旦那の密通していた。その密通の相手は蔵の薄暗い二階に置かれた長持にあった人形であった。
 
ネタバレになりますから、ここでやめておきますけれど、すごいオチです。良い子は怖くなって蔵には一人で行けなくなります😅
 
乱歩の文体は話言葉でありますけれど、大正の文体は格調高い。この二階というのが淫靡でいいのですよ。暗闇で下から嫉妬の塊でなって夫の浮気を見ている妻。このシーンは目に浮かびます。
 
文学って「さあ、感動するぞ!」と構えて読むものではありません。もっと、気楽に楽しまないと・・・
 

 

Iron Maiden 同様アクセス数がよかったら、乱歩をまた取り上げます。よろしくお願いします。