朝の連続テレビ小説 『おかえりモネ』 第3週「故郷の海」
祖母の新盆に実家のある亀島に帰省するモネ。
そこでは久しぶりに幼なじみに出会い、リフレッシュして「さア、頑張ろう!」とういう週だと思っていたが、とんでもなく、重要な週でした。
ここまで、モネはちょっと変わっているかもしれない女の子として描かれています。
可愛い女の子であることには変わりないが、変にキャピキャピ💕することなく、職場のアイドルになることもなく、真面目に仕事をしているものの、寡黙で、言われてみれば何処となく陰がある印象。
そういえば、モネの仲間たちも素直に育っているような気はしますけれども、どことなく陰を引っ張っている感じがします。
今回、脚本を担当する安達奈緒子氏はモネの設定を下記のように『NHKガイドブック』で語っています。
「純粋で感受性豊かな女の子。自分では無力だと思っているけれど、人の気持ち、自然の気配、森羅万象を感じる天才です。」
第3週めでは、彼女がなぜ寡黙なのか、彼女の東日本大震災を体験するまでの 流れを回想という形で説明する。
ここで丁寧であるけれど、見る人に「自由に考えてください。その代わりBGM代わりに見ることは許しません」そんな主張が聞こえてきます。
ここまでの演出、私としては合格です。
余計なセリフを入れないけれども大変わかりやすくテーマを表現する。そして決して「気象予報士になる」というテーマは外さない。
大変良い流れです。これからも期待します。