先日、GENESISを取り上げましたけれども、記事中でAsiaのことを少し触れました。
私を彼らを妖怪鵺のようだと評しました。実際、主要なProgressive Rock Bandのメンバーで構成されています。
参加メンバーは
- John Wetton Bass Vocal ex King Crimson
- Steve Howe Guitar ex Yes
- Carl Pelmer Drums ex EL&P
- Geoff Downes Keybords ex Yes
という錚々たるメンバー。しかし皆さん失礼だけれども、当時ヒットチャートの最前線にいる人たちではありませんでした。
80年代になり、シングル、MTV時代になり、彼らの得意とする、長尺な曲はウケなくなってしまった。
長い楽曲を得意としてきたProgressive Rockの人たちは当然、苦戦を強いられます。
ご飯を食べる為にShow Businessで生き残る方法を模索しました。その回答がこれ!
「Progressive Rockのエッセンスを3分に凝縮したPopソングを作る」
この方法は一旦は大成功を収めて、めちゃくちゃ売れたのが『時へのロマン』
どのくらい売れたかというと、アメリカで400万枚。ビルボードチャートで9週間1位。ある意味おばけアルバム。
当時ロックを聴きはじめた私は当時の宣伝文句だった『スーパーグループ誕生』に踊らされラジオでエア・チェックしていました(懐かしいなこの響き)。レコードは買っていないけれども、テープでほぼ全曲持っていたと思います。
これを「ウンウン」っていっている人は少なく見積もっても40代後半でしょう😁
ネットなんてない時代ですから、新聞のラテ欄で彼らの曲が流れる番組をチェックしていました。
今回、ネットサーフィンしていたらAsiaの『詠事感〜時へのロマン』をを見つけてしまった。
先日のGenesisの勢いがあったので聞いてみた。You Tuberのノリです。なんとかしてみた!
今更、Asiaを聞いてみた。
感想ですか、確かにいにしえのprogressive Rockの要素はあるけれども、
退屈!くどい!中途半端!ファンの皆様ごめんさい!
ファンの人たちには申し訳ないけど、ボーカルをとっているJohn Wettonはシンガーとしても、ベーシストとしても、過大評価されている思っています。テクニックはあるかもしれないけれど、お上手って感じ。
なんか飛び抜けた危うさがないよね。だから、強力なリーダーに引っ張ってもらう方がいい。
それ以外の作品だと、自我、エゴが出ると中途半端な印象。
いにしえのロックバンド、Familyに彼が参加した時に発表した”Fearless”をバンドの最高作とする人がいるけれど、彼はViolinが引けない!今までバンドの特徴が消された感じ。
私はこの作品をそれほど愛聴はしていない。
これ以上進めていると果てしなく、British Rockの話に脱線しそうなのでここまで(笑)
John Wettonを聴くならやはりKing Crimsonの『太陽と戦慄』そしてその前後のライブをお勧めします。
完全いってますよ(笑)