音楽の話♫Vol.19 DGM LIVE KING CRIMSON トリプルドラムの衝撃
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Robert Fripp guitars
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Jakko Jakszyk vocal&guitars
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Mel Collins sax
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Tony Levin bass&sticks
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Pat Mastelotto drums
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Gavin Harrison drums
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Bill Rieflin drums & percussion, keyboards
もともと、Jazz的なインタープレイや、ポリシシリズムを重視し、常にリーダーのRobert Frippの音楽的実験を体現するバンドなのでメンバーは流動的なのは仕方のないところでしょうか。
それにしてもトリプルドラムというレギュラー編成をはじめて見た。
少しづつ音をずらして行き、大きなサウンド、うねりをを作っていく。それも70年代の『キリムゾンキングの宮殿』や『太陽と戦慄』の時期の楽曲を新しい解釈で演奏されていく。楽曲の骨格がしっかりしているので、決して古臭さは感じない。むしろ新しい命が吹き込まれているようである。これが現在のコンセプトらしい。ここでは”21st Century Schizoid Man”を演奏している。
King Crimson - 21st Century Schizoid Man
アレンジはオリジナルに近いが、とにかくリズム解釈、インタープレイが斬新。加えて、Robert Fripp翁のギターソロも冴えています。元々フリージャズ的要素の強い曲というよりも、フリージャズを彼らなりの解釈で演奏する。一度引退する70年代中頃のMiles Davis や キャリアを通しての Frank Zappa に考えは近いと思われる。
変に現代的なシンセを入れて、楽曲の魅力が失われるのは残念ですが、このように解釈を加えることは大歓迎です。まあ、聞いてみてください。新しい発見がそこにあると思います。
そうそう、David Bowie の”Hero”もこの編成で演奏しています。こちもおすすめします。
Robert Fripp 翁は74歳。まだまだ新しい音楽的実験、ミュージシャンの育成に対しても意欲的。これからも楽しめそうですね。