音楽の話♫Vol.18 The Yardbirds ④ Jimmy Pageの活躍 Bandの終焉
Jeff Beckの脱退
しかしこれは表向きの理由。当時のThe Yardbirdsのマネージャー、ミッキー・モストはJeff Beckとソロ契約を結び、ギタリストとして売り出す計画であった。
Kieth Relfは66年5月に”Mr. Zero/Knowing" 11月には”Shapes In My Mind /Bule Sands” の2枚のソロシングルを発表するがこれがセールス的に失敗する。
レバタラであるけど、もしこのシングルがセールス的に成功したら、またBritishRockの歴史は変わっていたかもしれない。
バンドはミッキー・モストをマネージャーとして、4人で活動を継続する。しかしバンドの頭脳であるPaul Samwell-Smithと花形ギタリストJeff Beckを失い、The Yardbirdsは明らかに失速する。
Jimmy Page Guitar
Keith Relf Vocal Harp
Jim McCarty Drums
Chris Dreja Bass
R&Bのイディオムからオリジナルサウンドを目指すバンドの方向性は変わりないが、解釈が変わってしまう。さらに暴言を吐くが、Jimmy Pageのギタリストとしての技量は明らかにJeff Beckよりも劣る。Jeff Beckはギターという楽器の可能性を追求したが、Jimmy Pageは音楽を追求した。その差は大きい。
確かにJimmy Pageはギタリストとしては高いレベルにいます。しかし、私はcomposerとしてのJimmy Pageは評価しているが、ギタリストとしてはEric Clapton、Jeff Beck等と比較して明らかに一枚下だと思っている。Led Zeppelinのギターソロでは明らかに手ぐせで弾いているパターンも多い。
申し訳ないが、この時期の The Yardbirdsは個人的にそれほど魅力を感じない。確かにKiethのボーカルは少し薄いというか、当時の尺度であった「黒人的な歌い方」という点ではのちに登場するRod StewartやRobert Plantと比較すると明らかに劣る。しかしそれを補うサウンドメイキングをThe Yardbirdではおこなっていた。いや、メンバーにあった音作りをしていた。やはりPaul Samwell-Smithの脱退が大きかった。
Little Games
バンドはミッキー・モストのもと、Jimmy Page参加時の唯一のアルバムであり、最後のアルバム”Little Game” を作成する。
John Paul Jonesがアレンジで参加した曲もあり、Led Zeppelinのプレタイプとかいう評価を聞いたことがありますけれど、はっきり言って The Yardbirdsの作品としてはちょっと・・・
久しぶりに聞いたけれど、バンドの魅力である跳ねるようなポップさがなく、なんかベターーとした印象。
この後、Keith Relf が結成するRenaissanceを初めてYouTubeでこの前見たけれど、明らかにこちらの方がKiethの魅力を活かしていた。
バンドの崩壊
中途半端な作品を発表しバンドはアメリカツアー中に過度のドラック摂取でKiethとJimが何度も倒れ、空中分解。Jimmy Pageとマネージャーのピーター・グランドと新バンドを結成することになる。それがLed Zeppelinなのですけれど、ツェッペリン好きですよ。
しかし、The Yardbirdsの発展とは思いたくない。
あくまでも、The YardbirdsはThe Yardbirds。あのR&Bを基本にした魅力的なサウンドはレコードのみにしか残されていないと思うと残念だ。私にとってのThe Yardbirdsのサウンドはやはり、ポールとキースものであり、そこに縦横無尽にJeff Beckが暴れる‼️そういうものです。
歴史にifは言ってはいけないけれど、ポールとベック、キースの三人がきっちりとスクラムを組んで活動していたら、70年代には斬新、かつ革新的な作品を残したのではないのか?そのヒントがひょっとしたらRenaissanceなのかも?
しかし、そうなったら、Rod StewartとRonnie Woodが世に出るのが少し遅くなったかな?
ここまでこんな駄文を読んでいただき誠にありがとうございました。
少し、自信がつきました 次はSmall Faces、Humble PieもしくはブリティッシュロックではないけれどThe Grund Funk Railroadをやろうかな?
一人でも「いいよ」と言っていただければやりたいと思います。書き込み欄によろしくお願いします。