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音楽の話♫Vol.24 Whitesnake "Live …in the Heart of the City"

再び、David Coverdale 率いる初期のWHITESNAKEを取り上げます。
 

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ロゴ
先日取り上げた、”Ready an' Willing” の発表後の全英ツアーを録音。今2枚組で1978年のライブ盤も付いているのか(笑)。

簡単にrecording情報ですけれど、1980年のロンドンハマースミスオデオンでの録音。ロックやR&Bのライブの開催も多く、また多くのライブ盤も録音されている会場。地元みたいなものでメンバーも乗って演奏しているのがよくわかる。年齢的にも30歳前後いちばん脂ののっている時期である。人間最初の充実期というやつです。
 
私はWHITESNAKEの全キャリアを通じてこの頃が一番好き。
 
ブルース、R&Bに根ざしたサウンドに、黒っぽいDavid Coverdale のボーカル、ダブルギターを軸にしたサウンドメイキングは70年代前半までの伝統的なBritish Rock 。
 
オープニングを飾る、小粋で、コーラスを生かしたご機嫌なrock 'n' roll、”Come On” からスピーディな "Sweet Talker"、三曲目がずっしりとした骨格の”Walking in the Shadow of the Blues”  ステージの構成もしっかりしている。 The Who や Wings のヒット曲の連発で引っ張るステージもいいけれど、こんなライブもいい。
 
”Love Hunter”では私の好きなギタリストMicky Moodyのスライドギターがしっかりフューチャーされ、追加録音されたBobby Blue Blindのカバー”Ain't No Love in the Heart of the City”は今でもステージで必ず、披露されるナンバー。スローなブルーズナンバーやパープルの”Mistreated ”のような曲を歌わせたら、この人は本当に上手い。
六曲目からはヒット曲のオンパレード。”Ready an' Willing”ではお約束のバンド、オーディエンスとのコール&レスポンスはライブ盤ならでは。こういう曲でのNiel Murrey の太く、センスのいい、ベースラインも光っている。
ラストの”Take Me with You”ではJonとIanの変調子は少しパープルの香がします。
 
良いライブです。ぜひ一度お聞きください。
 
ここからはこの後のWHITESNAKEについて、チョット思い出。
 
80年代前後のWHITESNAKEって実は商業的にチョット苦戦している頃。先輩のRitchie Blackmoreも同様なのですけれど、イギリス、ドイツ、日本などでの人気は絶大だけれど、最も大きなマーケットであるアメリカでは苦戦を強いられていました。アメリカのハードロックの市場ってイギリス、日本の様な西欧古典音楽に根ざしたウエッティな格調高いメロディ嗜好よりも、どちらかというとリズム重視というか、格調はあまり求めない傾向にあります。AC/DCやZZ Topの様なあまり変調しない音楽が好まれる様である。それってトラックの運転手や長距離移動の車で聞き流す音楽なのです。
 
今は知りませんけれど、80年代は輸入カセットテープをよく見ました。
 
喉の手術でいったん退いたが、髪の毛を染め直し心機一転David Coverdaleは1987年にカムバック。いかにもメタルってメンバーを引き継いれて、ヒット曲を連発しました。知っている人は50歳前後だと思いますけれど、Zeppelin clone ってう揶揄されたWHITESNAKEです。
80年代前半の曲をほとんどやらないDavidに私を含め周りのハードロックファンは文句言っていました。
1988年のJapan tourで昔の曲を準備しているって噂が飛び交っていましたけれど、結局やらなかった。なんかがっかりして会場を後にした記憶があります。レコードを売るためにツアーをするのだから、それはそれで正解です。
 
最近では、パープルの曲をセルフカバーしたアルバムを出している見ただけれど、明らかにレコード会社の企画でしょう。
 
ヘヴィ・メタルも決して嫌いではありませんけれど、もう一回オリジナルWHITESNAKEを復活してもらいたいなあ。Jon Lord以外はみんなまだ生きているのだから。
 
Recorded, 23 and 24 June 1980 at the Hammersmith Odeon, London
  1. Come On (David Coverdale, Bernie Marsden) - 3:39
  2.  Sweet Talker (D. Coverdale, B. Marsden) - 4:15
  3.  Walking in the Shadow of the Blues (D. Coverdale, B. Marsden) - 5:02
  4. Love Hunter (D. Coverdale, Micky Moody, B. Marsden) - 10:41
  5. Ain't No Love in the Heart of the City (Michael Price, Dan Walsh) - 7:21  2007年の再発CDで追加された。
  6. Fool for Your Loving (D. Coverdale, M. Moody, B. Marsden) - 7:21
  7. Ain't Gonna Cry No More (D. Coverdale, M. Moody) - 6:22
  8. Ready an' Willing (D. Coverdale, M. Moody, Neil Murray, Jon Lord, Ian Paice) - 4:47
  9. Take Me with You (D. Coverdale, M. Moody) - 6:48
 
Recorded 23 November 1978 at the Hammersmith Odeon, London
  1. Come on (David Coverdale, Bernie Marsden) - 4:01
  2. Might Just Take Your Life (D. Coverdale, Ritchie Blackmore, Jon Lord, Ian Paice) - 5:40
  3. Lie Down (D. Coverdale, Micky Moody) - 4:17
  4. Ain't No Love in the Heart of the City (Michael Price, Dan Walsh) - 6:29
  5.  Trouble (D. Coverdale, B. Marsden) - 4:55
  6.  Mistreated (D. Coverdale, R. Blackmore) - 10:45

Whitesnake

David Coverdale – vocals
Micky Moody – guitar Slide guitar
Bernie Marsden – guitar, additional lead vocal on Might Just Take Your Life
Neil Murray – bass guitar
Ian Paice – drums on disc 1 recordings from 1980
Dave Dowle – drums on disc 2 recordings from 1978 (not credited in the original printing)
Jon Lord – keyboards
 
produced By Martin Birch
 
 

 

そうそう ちゃんと『白蛇の紋章』(1987)はやりますけれど、CDどこいったか出てこない。もう一回買いなさいって(笑)