読書の話📚Vol.7 『ドキュメント日本会議』 藤生明著
靖国神社、B層の研究。そうなるとつぎは日本会議でしょう。自然な流れです。それにしても、なんて知的好奇心を掻き立てられない無味乾燥な団体でしょうか。
国会で答弁しているますけれど、日本学術会議の人事介入問題。なんで、こんなところに菅内閣は手を突っ込んで、無駄な時間を費やしているの?立憲民主党の森ゆうこ議員、蓮舫議員の質疑にきちんと答弁できない菅総理。こんな問題に時間と税金をかける方がよっぽど問題です。
政府は反知性主義よろしく、「学問をやっています」っていうインテリを吊し上げれば、庶民が支持率が上がると思ったのか?
そう思っていたら、でたでたかつての日本会議の提案した「元号廃止」。反日だ!
のちに日本会議の前身団体のひとつである「日本を守る会」に反する意見だ!だから
インテリは許せない!東大は反日だーーーー!
奴らは自虐歴史観を植え付ける。何故軍事研究をやらない。
そんな政府の幹部が在籍している日本会議ってなんでしょうか?本当に悪の組織なのでしょうか。
『ドキュメント日本会議』 藤生明著
感想を一言で言ってしまえば、正直、楽しくない本だった。「なら、読むな」と言う方々は多いと思う。しかし、日本会議に興味があった。
日本会議には間違いなく安倍晋三や菅義偉、麻生太郎等、政府の要人が間違いなく会員名簿に名を連ねている。彼らを裏で操っているのが「日本会議」。B層の大好きな陰謀論。まるで、悪の組織、秘密結社のように「日本を裏支配する」かのように言う人がいるので、日本会議に興味が湧き上がりました。だから、この本を手にしたのですが、感想は「なんだ?こいつら?」、「カルト教団かよ」。ペラペラな時代錯誤の連中です。「歴史に学ぶ」なんて無縁な連中です。
ハッキリ言います!何故、日本人がこんなに宗教的なものが生活に根差しているにも関わらず、無宗教を宣言するのか!
私の出した結論は先の大戦前まで「天皇陛下、バンザイ!」と言わされ、現人神として天皇を崇拝させられた。これって日本流の一神教なのです。それが敗戦と同時に、「天皇人間宣言」、「一億総懺悔」。
もう、そんなことはもう懲り懲り。だから無宗教を標榜する。私も例外にもれず、宗教、特に仏教は興味はありますが、それはあくまで知的好奇心。特に日本の仏教各宗派の「人間」に興味があります。したがって、日蓮の本の隣に親鸞の本があり、福音書と法華経の解説文が仲良く並んでいます。まあ、圧倒的に日蓮と親鸞の関連が多いですけれどね😀。
「日本会議」とは一体何か?見ていただくとわかりますけれど、「なんだこいつら」。まあ気持ち悪いです。個人的には二度ど見たくない。
一応リンクを貼っておきますが。政治団体というより宗教団体。
まあ、彼らの主張を覗き見したい人はこの動画を一度見てください。クラクラします。ムカムカします。
彼らの目指すものは、ズバリ「戦前回帰」。神聖な国家。それに基づく教育、強い国家。
これらを箇条書きにすると
彼らは不要なものは「国民主権」、「基本的人権」、「平和主義」と言いきります。日本国憲法を否定しています。祖国に対する自然な愛情。彼らはタイムマシーンでやってきたのでしょうか?わかりません。皇室中心の日本が何故素晴らしいのか?一切説明しません。美しい日本?美しき伝統?
私なりの結論を言います。日本会議の主張は簡単だからです!安部でも理解できるからです。
いつから、日本人はこんなにも劣化してしまったのか。
「だから日本会議は潰さないといけないと思います」なんて、小学生の読書感想文です。
ひょっとして彼らが彼らが一番日本国憲法の恩恵を受けているかもしれない。
言論と思想の自由は憲法で認められているからです。
と皮肉を込めてこの項を閉めようと思います。
意見があるなら、かかって来い、と言いたいけど、こんなことで議論したくないから、スルーしますね(笑)