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私感仏教論Vol.10 日蓮 生誕800年

日蓮と蒙古大襲来』のことを取り上げたためなのか、急に日蓮について何か話したくなりました。
 
今年は日蓮生誕800年
 
幼少の頃、日蓮宗系の国柱会の剣道道場に入門していたためか、日蓮は仏教そのものに関心を持つ前から興味がありました。身延山久遠寺で合宿したこともあります。
 
改めて日蓮の生涯を振り返ると波乱万丈であるけれども、決して挫折することなく信念を持って己の信心は日蓮宗の宗徒でなくとも感動に値すると思っています。同じ事を内村鑑三も言っています。
 
無教会主義を唱えたキリスト教の思想家内村鑑三はその著書『代表的日本人』の中で日蓮の名前をあげています。
「100分de名著」で若松英輔氏が『代表的日本人』を取り上げた時*1
我が事を語るようにこの異教の先師の生涯を語っていきます。
それまでの四人は、彼にとって「意中の人」でした。ところが日蓮だけは「私」なのです。
『100分de名著』テキスト2016年1月号『代表的日本人』P.76
 

 例えその道のりが険しくとも自分の信仰に生きる。この強い気持ちが内村鑑三を感動させ、さらに強い信仰を目指したのだと思われる。

 

ただ、仏教系の新興宗教日蓮宗系が多いことと、田中智学(1861ー1939)の「日蓮主義」が右翼団体に用いられてネガティブに捉える人もいるのが残念です。そうそう三原じゅん子先生あなたのいう日本の伝統とか言っている「八紘一宇」という思想は田中智学の造語ですから(笑)
 
これはあくまでも私感ですけれども、法然は学者、親鸞は思想家そして日蓮は活動家というイメージがあります。
 
日蓮の功績や思想を千字程度でまとめようなんて考えていますので、何かのきっかけがあればまた取り上げたいともいます。

直木賞作家の佐藤賢一氏の最新刊です。私も是非とも読みたい本です。

*1:2016年1月