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私感仏教論Vol.7-1 「慈雲尊者の仏法ーこの世のまことを生きる」❶

現在NHKラジオで放送中の「宗教の時間」、『慈雲尊者の仏法』。
NHKラジオのアプリ”ラジカル”の聴き逃し機能でまだ聴けますので、是非とも聴いてみてください。
 
かつては仏教がまだまだ政治、生活と密接していました。
先日のNHK BS『英雄たちの選択』で鑑真和尚を来日してもらった理由のひとつはは聖武天皇の仏教による権威づけであったという説を取り上げていました。
政教分離の現在ではありません。
政府御用達の僧侶なんて聞いたことはありません。
 
現在、テレビ等で仏教の解説をする僧侶の多くは大学の先生を兼ねている人が多いですね。仏教というか、宗教が学問のレベルになった証拠だと思いますけれど、ちょっと一般の生活から乖離してしまい、少し残念です。
 
今回の紹介する慈雲尊者(1718〜1804)は江戸時代の高僧。「釈迦の時代に宗派なし」として、宗派を超えて釈尊の仏法を再現しようとしたされています。
 
江戸時代の仏教は寺請制度もあり、経済的に潤っていったと思われる時代であった。しかし思想界では大乗非仏論説と言われる釈迦の仏教の回帰運動がはじまった時代である。
 
尚、「尊者」という呼称は、釈尊の身近な弟子たちへの敬称。後世の人々は慈雲現代の釈迦という意味で「今釈迦」とも呼ばれ、さらに幕末の政治家、山岡鉄舟は現代の釈迦と言う意味で「日本の小釈迦」と称しました。
 
尊者は幼少の頃、儒者を目指していたが、13歳の時父の遺命により出家するが、15歳の時、自分の考えを悔い改めるほど、大きく宗教観を変えます。
 
大日経』にもあるように、悟りとは「如実知自心(本来の自分の心を明らかに知ること)」であると説かれている。禅宗に出家した尊師は禅に系統し、本来の自分を明らかにしようとしました。
 
さらに、尊者の視点は仏教に加え、中国哲学、我が国の芸術、思想、神道も踏まええて、説かれている。非常に高い見識によって仏法を捉えています。
 
尊者は釈尊の教え「十善戒」のこそ、戒律の根本であり、在家にも出家にも共通する戒であると重んじました。さらに、「十善の帝王」国王が十善を全うすることによって、我が国は繁栄するとしてる。仏法が国家を収めるという考えは日蓮にも共通している考えかもしれない。
 
尊者は善悪を基準に「理」を大切にします。その「理」とは「本性・仏性・法性」と同義であると説明しています。「十善戒」で一番にあげるのは慈悲・不殺生戒。憐みと慈しみの心。
 
内容が難しいです。尊者の教えは深い。頭がついて行けないので、この位でまた頑張ります。