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読書の話📚Vol.11 『右翼と左翼』浅羽通明著

「左翼」と「右翼」と言う言葉が軽くなってしまった。
かつては右翼にしろ、左翼にしろ「暴力団ですか」と思うほど怖かった。そういう記憶はありませんか?
 
右翼を名乗る人たちはデコトラ乗って、「憲法九条を改正して、北方領土を戦力で取り戻そうとか」、とか「今こそ天皇陛下にご決断を」とか、そりゃ凄かった。それに対して左翼はヘルメットかぶって、マスクにサングラス。角材を持って「今こそ、自民党勢力を倒すために暴力革命を起こす」。まあ、凄かったですよ。
 
今上天皇が御決断しても、改憲しても戦争できないけれどね(笑)

 

wataru42nc.hatenablog.com

 

是非読んでくださいね。

 
それが今や、「『サンデーモーニング』は極左だ」とか、なんと名門の右翼団体一水会」が左翼だとか、「極左新聞、朝日新聞東京新聞は廃刊しろ!」などなど、耳を疑うものばかり。しかもなんの躊躇いなく可愛い女の子が「私右翼だから!」という時代。
なんだそれ?私は理解不能です。何か、思想や、裏付けもあるとは思えない。せめて、解説書でいいから、マルクスオルテガ、パーク、西部邁などを読んでから言ってください。
 
彼らの話を聞くと、政権よりが右翼、保守だと言うのがわかります。
なにせ自称「保守」という人は、今上上皇天皇であったとき、あの高尚な平和活動、慰霊活動をしても、靖国参拝をしないという理由で「左翼」という人たちですから(笑)。
社会学者の宮台真司は「左翼は政権より戦うことになる。右翼を標榜するのは強いもに向かっていく根性がないから。要はヘタレなのです」。さすがは革命家になりたいと言った人です。
 
さらに右派は産経新聞が大好き。あえて言わせてもらえれば、政権忖度新聞。さらに、かつては産経新聞なんて夕刊紙扱いでしたよね(笑)。誤解のないようにお願いします。購読している新聞で家の知的水準がわかるという時代もありました。現在新聞の購読部数そのものが落ちていますので、そんなこと言えないけど、やはり産経新聞はマイナー誌ですよね。しかも信用置けない。「ソースは産経?ギャハハハ」、「とりあえずはいいけど、ちゃんと裏取れよ!」
 
右派と左派の最近の使い方に疑問を持つというか、怒りすら覚えています。
 
そこで、改めて自分なりに調べてみようと思って何冊か蔵書をあたって見た。『ネットと愛国』のに引用したい文章があった思って久しぶりにパラパラとめくっていたのですが、「あれ?記憶ちがいだった?」見つけることができなかった。
あれれ。しかし「在特会」名乗る組織の内容が酷すぎる。彼らのバックボーンはネットの知識のみ。最初期にはそれなりに志をもった人たちも集まりますが、あまりにも幼稚な活動に愛想をつかせて去って行きます。この本を取り上げると「在特会」を取り上げることと同じなで、また気分が悪くなります。今回はやめておきます。しかし、一読はおすすめいたします。
 

 
今回取り上げる書籍は浅羽通明氏の『右翼と左翼』。著者は歴史的背景へ遡って理解しなおす作業を通じて、「右ー左」という対立軸を考えることを第一の目的としている。
 
この本を読む前に知っていましたけれど、フランス革命のさなか、「国王に議会が決した法律を否定する拒否権与えるか否か」。この時に人物や党派の政治的思想に分かれて、右と左に分かれて座ったのが始まりとされています。
 
では、「左」と「右」のちがいとは何か?
 
「左」は人間本来「自由」「平等」で「人権」があるという理性、知性で考えついた理念を、まだ、知らない人に「啓蒙」し、実現しようとする。それに対して「右」は「伝統」、「人間の感情、情緒」 を重視する。「自由」「平等」「人権」では人に割り切らないと考える。
 
では、日本会議議員の「人権否定」って理にかなっている?しかし否定してはだめでしょう。
 
だったら、左派の方がお利口ジャン!左の方がいい。「左派」だけでいいじゃない。かつては知識層、インテリは当然「左」と言ってました😀
 
それではいけません!!
 
極端な左派は「平等」思想を達成するために流血も厭わない。すなわち暴力革命。最終的目標は共産主義社会主義国家の建国。達成した中国、かつてのソ連は他の資本主義の国から攻められないように軍事化しました。右派は、極端な暴力革命さえ厭わない左派から「伝統」「国粋」を「保守」する。要は暴力革命から市民を守る、しかし根幹が国粋主義なので、外国から攻められる恐れがある。国家の否定。だから軍事化する。
 
どのみち軍事化されるのですか?やだーーーー!!!😖
 
結果同じ軍事化でも、目的が違うので当然両者は仲が悪い。だから、国際顕彰で戦争そのもを禁止しなければいけないし、「右翼」、「左翼」両方ちゃんと議論して、良い方向に行かなければなりません。戦争で酷い目に遭うのは市民です。すなわち、両方ないと『ダメ』が正解!
 
議席も拮抗して、常に議論していかなければいかないとだめ!
 
海外にも「我が国は極端な左派(右派)ではありませんから、仲良くしましょう」というアピールしていかないとダメ。要は軍事化しませんよ宣言しないといけません。
 
このように思想的にはどっちが正解というわけではない。というのがわたしの結論
 
現在はどうなのか?
たかだかテレビのワイドショーを「極左」とはどいうことか?全部見ているわけではないが、「暴力革命」を訴える解説委員が出ましたか?それよりも、象徴天皇を『元首』とかいう人をテレビに出す番組の方が問題だと思いますけれど、どうですか?
 
天皇を元首にして、名前を借りて好き勝手やろう。すなわち旧大日本帝国の軍部と同じです。
 
天皇が二代にわたり、「招かれてもいかない」と靖国参拝を拒否しているにも関わらず、靖国参拝をして「右派」、「保守」とはどういうことか?
 
「右翼」、「左翼」があまりにも軽く使われているではないか!
国粋主義ですから、戦争神社と言われても、靖国参拝したいのでしょうね。しかし他国の「保守」からしてみれば、軍人、しかも戦争を指導した人間が神として祀られているのを見て、どう思いますか?
 
国際政治学藤原帰一は「靖国参拝などへの支持は右翼が強くなったというより『日本は良い国と思いたい』気分から生まれているのではないか」と安易な右傾化強調論を戒めている。
 
 
日本の「右傾化」、「保守化」は気分ですか!
 
笑を通りすぎて「怒り」を感じませんか?
確かに彼らから思想は感じされない。「嫌韓論」も奴ら嫌っているからの妄想ではないか?
 
決して今のお気軽「ウヨク」、「サヨク」にはイデオロギーなんて存在しない。我々するべきことは、ひとつひとつの政策を吟味して、先達の思想を参考にしてより良い国にしていくことではないであろうか。