読書の話📚Vol.21 日本人と象徴天皇 「NHKスペシャル」取材班
象徴天皇とは?
「象徴天皇」とは何か?もちろん日本国憲法からきているが、「こうあるべきだ」という答えはない。昭仁天皇は「象徴天皇」として即位した初めての天皇であるが、そうあるべきなのか?昭仁天皇が出した答えは国民の「範」となり、自らの行動を律することと考えたのであろう。その行為が「天皇の務めとして、国民の安寧と幸せを祈る」である。「国民主権と恒久平和」日本国憲法の二つの部分を行動で示した。「被災地へのお見舞い」や「戦没者の慰霊」は文字通り実践だったと私は思っている。
と言っても、盲目的な天皇賛美や、天皇戦犯論はあまり読みたくない。特に、竹田恒泰の本など読む気はない。「天皇の継承は義務。徴兵制と同じ」という暴言を吐き、「「天皇陛下」万歳を大声で叫びはするが、天皇陛下ご自身の個人的な意見には一片の関心もない。」という人間が書く天皇論など、とても読む価値があるとは思えない。むしろ「左派」で徹底的に否定する人の書籍の方が読む価値があるのではないでしょうか。私はそのように思います。
おはようございます☀︎
— わたる42 😸以文会友 以猫仁輔😸 (@wataru42nc) 2021年1月19日
竹田なんとかは日本が中国に縄文土器を教えてやったそうです。だから日本の要求を聞くべきであるだってさ(爆笑)
どこまで底抜けなのか?それとも商売としてそんなこと言っているのか?マーケティングで「中国がー!」って本書けば確実に月で3万部売れるならやるぜ(笑)
余談になるが、大河ドラマの『麒麟がくる』で、御所の壁が戦乱で壊れるが、修理する金がないからそのままだったというのは朝廷に金がなかったのは本当らしい。さらに江戸幕府になると、さらに力を奪われ、本当にお飾りになった。歴史の”IF”であるけれど、後水尾天皇の中宮になった徳川和子が男の子を産んでいたら、天皇家は完全に徳川家の手中に落ちていていたかもしれない。
明治維新後、明治政府によって西欧の王室を模範として、明治天皇を元首という政治、軍事のトップに祭り上げた。猛々しい「政府の長」にされてしまったのが悲劇のはじまりだったと思っている。今、自称「右翼」を名乗る人たちが声高々に言っている日本の伝統である「皇室典範」、「万世一計」とか「皇歴」が定められたのが明治政府設立以降である。
ʅ(◞‿◟)ʃ お手柔らかに。
日清戦争でボコボコにされていれば、一回植民地にされていたかもしれないけれど、太平洋戦争の悲劇はなかったのではないかと本気に考えています。
昭和天皇を利用する
GHQが何故、天皇を残したのか?昭和天皇の権威を利用して民主化をすすめるためである。日本人には急激な変化を好まない。もしアメリカの世論調査通り、天皇を処罰していたら日本人はおそらくゲリラ戦を挑んでいたであろう。マッカーサーは来日前に日本人の急激な変化を好まないことを理解していた。
とはいえ、昭和天皇は生涯「戦争」を起こしたこと、多くの日本人を殺したこと、戦後でさえ、アメリカの占領下に置かれたこと等。昭和天皇自身、生涯「罪と罰」に苦しめられてきたのであろう。「本土を守る為、沖縄を切り捨てた」ことには生涯苦しめられる。
象徴としての皇太子、天皇
激動な時代、当時皇太子だった、昭仁天皇の言動は振り返ってみると最初から象徴、国民の「範」になることを意識し、覚悟していたに違いない。沖縄訪問はその現れだと思う。火炎瓶投げつけられても、逃げなかった。
真の強さとは、鉄砲担いで戦うことでない。