8月15日
日本がポツダム宣言を受諾して、日本の敗戦、終戦が決まった日。
それ以降は「戦没者を追悼し平和を祈念する日」。
先の戦争を振り返り、我が国の愚行を反省し、この悲惨さを未来永劫伝える日。
今回のオリンピックで経済、政治、人権意識、歴史認識に置いて世界的な標準から懸け離れ、劣化した姿を世界に晒した日本。
日本の奇異な姿を世界に発信
投資の世界で「日本人は損切りが下手」とよく言われる。
先の大戦も同じことが言えると思う。泥沼化する日中戦争。軍部は早急に決着がつくと思っていたけれども、思った以上に中国は粘り、英米の中国の支援、石油を止められに身動きが取れなくなる。
今だから言えるのかもしれないけれど、ここで中国と手打ちを考えるべきであった。日中戦争は優勢であったので、満州を手放す結果になったかもしれないけれども良い形で着地できたと思います。
いわゆる「損切り」しなければならなかったですけれど、こっからが日本の悪い癖。
「ここまでやってやめられるか!」ということになり、あの大国、強国のアメリカ、イギリスと出会ってしまった。戦争をすることになってしまった。これは悲劇である。
さらには、南方の拠点を次々と落とされ、本土を空襲される。ここで本来ギブアップである。しかし「神風が吹く」、「一億火の玉」、「竹槍でB29を落とす」
絶対に無理です!
さてさて、現在日本の素晴らしい姿をご覧ください。
なぜ、彼らが英霊と言われ祭り上げられる靖國神社を参拝するが、武道館の慰霊に行かないのであろうか?
なぜ、彼らが世界中から忌み嫌われ、信頼を失う靖國参拝に拘るのか?
それも、政治家が堂々と腕を降っていく。
何が「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」だ。
頭悪すぎるぞ!
私は理解できない。理由としては変に靖国を美化する連中を票田と考えているからだと思っている。
私には理解できない。ドイツでは「永久にドイツ、ナチスを告発続けることは福音である」、と考えるのに対して、日本は「いつまで言っている」、「あの戦争は正しかった」、「謝罪しただろう」とキレまくる。
しかし、何故か、武道館の全国戦没者追悼式には見向きもしない。
私には理解できません。
靖國参拝、英霊の根底にあるのは怨霊信仰だと思っています。
笑われると思いますけれど「祀らないと生きている人間に災いをもたらす」と世界に発信すればいい。
さて、今回はどんな恥を世界に発信されるか。考えるだけでもゾッとする。