今こそ、男・藤村甲子園!
「星飛雄馬はあんな性格で病気にならないのか?」
「いや、充分あの時点で病気だよ」、「あれでも、『新・巨人の星』では明るく、前向きになった。等等。
以前、自身のブログで『巨人の星』は高く評価していないと言ったけれども漫画の中では重要な位置にあることは間違いない。
『巨人の星』を中心に行き着いたところが『すすめ!!パイレーツ』のギャグ漫画。反対方向にいったのが、ちばあきおの『キャプテン』だと思っています。
ボールを消したり、オリンピックに出れるほど高くジャンプしなくとも、物凄い球を投げ、それを物凄く遠くに飛ばす水島新司先生のキャラクター。
岩鬼の大ホームランで見開きページを使い、ボールと雲だけを描く表現方法。それを製版屋さんはボールをゴミだと思い削ってしまったのは割と有名な話😅
その水島新司先生の代表作の一つが『男どアホウ甲子園』。主人公の男藤村甲子園はとにかく、ものすごい剛球を投げる。どのくらいすごいかはコミックを読んでください。とても口では言えません。
私は藤村甲子園は『ドカベン』の男・岩鬼正美のプロトタイプだと思っている。
そんなことより、主人公の藤村甲子園の性格。とにかく前向き。
負けても鍛え直してもっとすごい剛球を投げる。
この快活さはすごく気持ちがいい。
今、コロナ禍であるとか、自民党の悪政とか本当に生きづらい。
そんな時代だからこそ、藤村甲子園の誰にも忖度しない、何事に対して愚直で真っ直ぐな漢気『どアホウ』が私たちにも必要なのではないでしょうか?
みんな忖度なし、自分の信じる道に愚直にアホウになって邁進する。今こんな時代だからこそ藤村甲子園は復活すべきである!
我々は男・藤村甲子園を待っている!今こそ、復活してほしいですね。
やたら、男、男って出てくる。決してジェンダー差別ではありませんので念のため。漢気が美徳、任侠道がカッコいい。70年代はそんな時代だったのです。