『エール』見ていますか!
今週も見応えがありました。きっと、ネトウヨさんたちは嫌だろうな(笑)
土曜日の感想文は「やめろ」と言われても、続けますからwww
今週も戦争に加担したものたちの「罪と罰」が描かれている。
劇中には出てきませんが、東久邇宮稔彦王内閣の「一億総懺悔」宣言。
終戦で一夜にして日本人の価値観が変わってしまった。この戦争は「誰の責任」かは明言されずに「国民みんなが悪い」とされてしまってはたまったもんではない。それまで「お国の為に」と言われ、理不尽なこと言われ、勝てもしない戦争に洗脳されて頑張ってきたのに、突然「お前が悪い」ってことになったら、頭にきませんか?山本五十六が健在なら「俺が悪い!」言ったかもしれません。これまで、威張っていた軍人が袋叩きされるシーンなんか象徴的ですよね。
第20週「栄冠は君に輝く」では久志が酒浸りの状態から、夏の甲子園の大会歌「栄冠は君に輝く」を歌い上げて復活するまでを描く。
戦時歌謡を歌うことで、戦争に加担したとして、「戦犯」の謗りを受ける佐藤久志。天賦の才を人の為と思い、働いたはずだったのに。それは裕一も歩いた道である。はからずも戦争に加担してしまった人たちが地の底に落ち、そこから這い上がる過程をこのドラマは克明に描く。
決して綺麗事ではなく、立ち上がるには血反吐を吐く決意が必要なのである。しかし立ち上がった時には希望がある。そんな人達にこそ「エール」を送る。
今回のエピソードで「福島三羽烏」が幼なじみである設定が生きて来る。
「何としても久志に立ち直ってもらいたい」という裕一の気持ちは「戦時歌謡にはからずも誘ってしまい苦しめてしまった」という懺悔であり、友に対する思い出あった。
ベタすぎる。でも、ベタがいいのですよ!『エール』は!
ついに心打たれ、「栄冠は君に輝く」を歌う久志。
一番はアカペラ!鳥肌もんです。説明不要!さすが、マンカストラップ!歌唱力は折り紙付き!