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読書の話📚Vol.27 芥川龍之介『桃太郎』 NHKEテレ『昔話法廷』から善悪を考える

まあ、わざわざ宣言するまでもないですけれど、私は決してNHKの回し者ではありません(笑)NHKの番組が面白いから、見ているのです。
 
個人的に大好きな『昔話法廷』の『桃太郎』が放送されます。
 
『昔話法廷』は本来、小学校高学年が番組を見終わったら生徒たちがディスカッションする番組です。
このシリーズは結論や回答を言わない。「後はみんなで考えましょう」と、なかなか知能を刺激します。年齢的に大人になった人の方がむしろ楽しめます。
 
さらには出演する俳優、脚本の人も一線級です。例によって、NHKは金に糸目は付けません。
今回も検察官役に天海祐希、弁護人役に佐藤浩市が出演。
脚本には『JIN-仁』、『おんな城主 直虎』などの人気作品を担当した森下佳子さん。
「大人が遊ぶ」時には本気で遊ばないと面白くない。『オドモTV』のオドモニュースで桑子真帆を使うセンスです。
 
『昔話法廷』では決まった価値感、答えはありません。「どっちが正義で、どっちが悪か」と考えることや、「自分の立場はこっちです」と意見をいうことを重要視します。番組後のディスカッションで会議のルールや自分の考えを簡潔に発言することを学びます。
 
だから、この番組は大人が見ても大変面白い。「社会人は政治、宗教、プロ野球のことは人前では話さないもの」とか平気でいう議論が嫌いで知能の低い人は是非とも見て、学んで欲しい番組です。
 
 
以前、私のブログでも取り上げました。

wataru42nc.hatenablog.com

 

NHKEテレにたいして「誰も見ていない」、「電波の垂れ流し」とまで言う高橋洋一先生とっては決してこんな面白い番組見ないでしょうね。

まあ、見たとしてもきっと理解できないでしょう😅
 
さらには小川榮太郎先生は「NHKは左翼、中国共産党に乗っ取られているから、そんな番組見たら洗脳される」と、言うのでしょうね。
せめて、鬼は中国の象徴、桃太郎はアメリカの象徴。お供は同盟国。このくらいは言えよ!「え?」ならば、小川榮太郎流に言わせれば、桃太郎は正義じゃん😅
 
小川榮太郎君はきちんと論点をまとめてちゃんと自分の意見を述べるように!
 
芥川龍之介は100年前にこの論争を仕掛けていた
芥川龍之介は1924年にこの『桃太郎』を発表している。
 
今更、芥川龍之介を説明する必要なないであろう。今風に言えば、夏目漱石、太宰治と並んで国民的作家と言っていいでしょう。しかし私はこの言い方が嫌いです。
 
書き出しは『古事記』。大変格調高く、改めて芥川の文章のうまさを痛感する。
ここでの桃太郎はロクな人間ではない。仕事が嫌いで、腕白。お爺さん、お婆さんは手を焼いて追い出したのである。
また、猿、雉、犬も仲が悪く、お互いの信頼はない。
桃太郎一団に対して、ここで登場する鬼は幸せで平和に暮らしている。また鬼ヶ島は極楽浄土に住んでいるという極楽鳥が囀る楽土と表現している。
 
戦争などしたしたことのない鬼に対して、桃太郎一味は残虐なまでに殺戮を楽しむ。まあ読んで見てください。ひどい奴です。とても人様には言えません。
 
芥川はまるでこの後に勃発する日中事変で日本軍が中国に行う殺戮を予言しているのか。それともかつての薩摩藩による琉球征伐を皮肉っているのか?それとも関東大震災後のおぞましい韓国人に対しての無意味な殺戮に対しての批判か?
 
鬼の酋長は桃太郎に「どういう無礼を致しのですか?」と尋ねると、「日本一の桃太郎は犬猿雉の三匹の忠義者を召し抱えた故、鬼ヶ島へ征伐に来たのだ」すごい理由!戦争を仕掛けるには、経済的な理由があるはず。それに対して桃太郎は完全な侵略者(´⊙ω⊙`)
 
私たちが知っている桃太郎はたくさんの宝物と一緒に凱旋してめでたし、めでたしとなるのですけれども、芥川はここから捻る。捻るというか桃太郎の因果というべきなのか?
人質として連れて帰った鬼の子供は成長して、見張りの雉を殺し、鬼ヶ島に逃げ帰った。その後、生き残った鬼たちとテロ行為を働く。
桃太郎は「どうも鬼というものの執念の深いのには困ったものだ。」
犬は「やっと命を助けて頂いた御主人の大恩さえ忘れるとは怪しからぬ奴らでございます。」
 
なんかすごいね。今の日韓関係や、中東問題を予言している?あんなことをされて、鬼はその異形のみで悪ですか?見方を変えれば正義は悪になる。
 
さあ、ここから話し合いましょう!