朝の連続テレビ小説『おちょやん』 第12週「たった一人の弟なんや」
王道ど真ん中!
生き別れた弟との再会。しかし弟は・・・(*_*)
昔は多かったかもしれません。前作『エール』では主人公、古山裕一のパートナー、村野鉄男の弟とも生き別れしていた。子供の頃、家を出るということがあったのですか?そのあたり、その道に明るい人の話を聞いて見たいものです。
『エール』に登場した鉄男の弟、典男は良い人に拾ってもらってけれど、ヨシヲはその筋の人に拾われてしまった。ここが人生の分かれ道というところでしょうか?
「人権」ましてや「子供の権利」などという思想は輸入されていたかもしれないけれども、見て見ぬフリ。当然、児童相談所などなく、子供は親の所有物のように思われていた時代。
実行力のある子供などは家を出るようなことは多かったのではないでしょうか。
献身的な姉の愛
ヤクザの鉄砲玉として姉に近づいて来た。しかし弟の再会を喜ぶ千代ちゃん。
拾ってもらった親分さんの為に自分の仕事を全うしようとする。しかし姉の献身的な思いに少しづつ心を溶かしてゆく。身の危険をかえりみず、弟を助けようとする千代ちゃんをなんとか助けようとするのが一平くん。
王道なのです。ここで「そんな弟とは縁を切る」とやってしまっては話が続かない。どこまでも「真っ直ぐで、人を信じて、裏切られてしまう」そんな朝ドラの主人公そのもの。
問題は千さん
私は今回の流れで、疑問に感じるのは須賀廼谷千之助の動き。放火しようとするところにフラと現れ、変装したまま放火を防ぐ。しかし、千さんはヨシヲのことは知らなかった。
それダメでしょう‼️私としてはここでは「お前らの動きなんて、お見通しや!」とか、「見にきてよかった!」というセリフを言わせるべきだと思いますけれど。その為には、千さんが一平が殴られた時に止めるとか、稽古場での3人の絡みの場面で来るとか、しないとダメだと思いますけれど・・・演出上の失敗だと思いますけれど、いかがでしょうか?
さてさて、弟のことよりも千代ちゃん自身の問題。今週は最後抱き合って終了。いよいよ来週は二人の話ですね。
ところで、弟役の倉悠貴君。真っ直ぐで、綺麗な目をした役者です。地球の平和を守ことなく、ワンランク上にいけるかもしれません。次はいいことしての演技を見たいですね。