私感仏教論VOL.6−5『つぎはぎ仏教入門』さらにつぎはぎ 神と仏の違い
本格的に仏教の話をする前に「神」と「仏」の違いを明確にしておきたいと思います。
仏教が輸入文化である日本では「仏は神様の姿に変えて現れる」と言う考え方はこれまでの自分たちの信仰を説明するには大変、理にかなったと思っています。
それに対して、西欧の三大宗教は絶対神です。
日本では無理があります。日本でユダヤ教はもちろん、キリスト教、イスラム教の布教に失敗したのは、国民性です。加えて、力尽くで天皇を現人神に仕立て上げ、「陛下の為に命を捨てろ」と言われても無理があります。GHQの「国家神道」を禁止して、素直に従うのは当然だと私は思います。
西欧の神と仏の違いはこの動画が詳しいので参考にさせていただきました。「神も仏たいして変わらない」という人は無知なので無視しましょう。
一言でまとめます。
神=万物の創造主 「全てのものは神が創たもうた」 一人しかいない。当然、固有名詞
仏=悟りを開いた人 誰を創った人ではない 最終悟りを開いた人 無常覚 仏覚
仏教に神話は存在しません。
「一切法は因縁生」全てを創り出した人はいません。全て因縁から生まれました。
次回から、いよいよ仏教に光を当てていきたいと思います。