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朝の連続テレビ小説『エール』第22週 「ふるさとに響く歌」

いよいよあと三週で終了する「エール」。
 
戦争という大きな災害、その戦争に翻弄される人たち。戦争をまともに受け止め、自分に決着つけて立ち上がる人たちを扱ってこともあり、見応え充分。
 
裕一、久志、音と順番にきて、いよいよ鉄男と浩二の決着編。本来ならば、鉄男で1週間、福島全部まとめて1週間、尺としては欲しいところだったけれど、これも放送話数削減の辛いところですね。
 
妻が話していたのだけれど、「福島三羽烏で鉄男だけ戦争で壊れなかった。他の二人はいいところのボン。それに対して鉄男だけは子供の頃から苦労しているから、芯がもとから強かった」
 
前半は鉄男が生き別れた弟と巡り会う話。後半は浩二の結婚。物語は「家族の絆」というもうひとつテーマを扱う。
 
「家族というものは初めからあるのではなく、作っていく」というメッセージが今週展開される。
 
オープニングで描れる、しあわせそうな裕一の家族。それに対比するかのように鉄男の家族の話題が唐突に出る。今週の伏線なのでしょうけれど、ここではじめて鉄男の過去に触れられる。
このドラマのいい点は少ない登場人物を回して人の「因果」、「縁起」が描れている。
 
ちょっと残念なのは、これもコロナ禍での話数カットのせいだと思うけれど、鉄男の弟と浩二の憧れの人は唐突に現れる。もう少し伏線的として浩二を使えなかったのか?
 
例えば浩二に床屋に行かせて、「そういえば、ご主人この辺の出身でしたっけ?」というセリフを挟むだけで、よかったかな?取引先のリンゴ農園行った時、ニッコリとさせるだけでいいのだけれど。
 
音の裕二を後押しするセリフ「やらずに後悔するより、やって後悔した方がいい」。これは音が母親に言われたセリフ。母の教えが音の中で生きている。
こうして、太い幹を持つドラマ減ったかなあ。あまり聞かなくなったね。
 
最後は母親のセリフで閉めたい「どこにいても、自分の道、生きていてくれれば。それが母親の一番のしあわせ」、「最後はみんな幸せになる」。
 
朝ドラです。ハッピーエンドに向かないと困ります。みんなしあわせにならないと困ります。
おそらく最後の週は東京オリンピックのくだりで「大団円」を迎えると思います。
 
次は豊橋の決着かな?
 

 

追伸:豊橋の話はなかったですね。三姉妹が海を眺めて「察してください」良い演出でした。