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読書の話📚Vol.8 『オタク学入門』ー東大「オタク文化論ゼミ」公認テキスト 岡田斗司夫著

前回、日本会議などという悪の組織をやってしまい、自分で自分の気分が暗くなる原因をつくってしまいました。「楽しむ」はブログをやっている一つの目的なのです。自分の気持ちが明るくなるように、ちょっとポップに行きたいと思います。

 

今回取り上げる岡田斗司夫氏の『オタク学入門』。帯には”極秘オタク情報を開示しつつ、その全貌を明らかにする、フツーの人のためのオタク学バイブル”とある。

自分もどちらかとういうとオタクという人種だと思うが、そんな大層なものか?

 

岡田斗司夫氏は文筆家ですが、現在YouTubeに言論の場を移している。

NHK BSでかつて放送されていた『BSマンガ夜話』から岡田斗司夫氏を意識しいたように思います。私が著者が好きなのは当然自分が肯定されるからに決まっているからですよ(笑)。さらに、新しい知識を得ることができるからです。You Tube岡田斗司夫ゼミ”は楽しくみています。

 

ちょっと私なりの”オタク”の振り返り!

 

1980年代になると『ファンタスティックコレクション』、『アニメージュ』をはじめとして、ある程度、年齢が過ぎた人間をターゲットにしたアニメ、特撮の雑誌が登場しました。さらに、レンタルビデオ屋の普及で昔の特撮やアニメが再評価され、やっと「ウルトラマン仮面ライダーが好きです」と言えるようになってきた。

 

それを一気に地獄に落としたのが「宮崎勤事件」。せっかく認知されてきたのに!

 

十把一絡げで「いい歳してウルトラマンが好きだなんておかしい」と言われてしまいました。自分を擁護するわけではありませんが、変なドラマより、よっぽどウルトラマンで扱っているテーマの方がよっぽど「知的で、刺激的なのに!」、「見ていないで言わないで欲しいな」と思っていました。

 

ちょっと考えてみて下さい。JAZZのブルーノートのカタログやシカゴチェスレーベルのレコードを順番に揃えているのと、東宝怪獣映画のビデオやスタジオジブリのカタログを揃えるのとどこが違うのですか?普通のことですよね。だって

 

自分が可愛いに決まっているでしょ(笑)

 

ネットで『仮面ライダークウガ』だけのサークルがあれば参加しますけれど、『平成仮面ライダー』のサークルには入りません。入れませんwww

だって知らないから(笑)

 

ここでようやく、内容に入ります。

 

岡田斗司夫氏のオタクの定義は以下の通りです。

 

”オタクとは。差別される人種どころか、「映像の世紀」と言われるこの20世紀に生まれたニュータイプの人種”、”映像に対する感受性を極端に進化させた「眼」持つ人間たちでがオタクなのだ”

 

素晴らしい。鋭い感性と感受性を持ち合わせ、知識のある大人の意見です。

 

では、オタクとして重要な「眼」を三つと定義している

 

  • 「粋の眼」 自分独自の視点で作品中に美を発見し作者の成長を見守り、楽しむ視点
  • 「匠の眼」 作品を論理的に分析し、構造を見抜く科学者の視点
  • 「通の眼」 作者の事情や作品のディティールを見抜く視点

 

本書はこの大命題を証明するように論だって進めていきます。時には言い訳するかのように論を展開していきます。同じ人種として結構気持ちよく読み進めていきけます。

 

例えば、オタクは自分で自分の好きなものを判断する、早熟で知的な存在とされている。言われてみるとそうだ。決してあてがわれもので満足するではなく、自分から追いかける。気に入れば、自分で探し当てる。例えば、BritishRock。膨大なカタログから好きなバンド、ミュージシャンを探す。次は知識を身につけるために、資料を探す。この資料集めが楽しい。むしろ一番の楽しみはここです。そしてまた次の興味の対象のバンドを探します。特撮、アニメも同じなのではないでしょうか。

 

最後に西洋、特に欧州ではキリスト教に根を持つ音楽、絵画などのメインカルチャーを教養として身につけるのが当たり前である。それに反するように出てきたのが、カウンターカルチャーである。敗戦で日本人は東洋の教養が切れてしまった。特に日本人は力に屈すると何もいえなくなってします傾向にある。そこに出てきたのがサブカルチャー、特に日本独自のオタク文化ではないのか?

 

でもね、オタク文化をCool-Japanとしてインバウンドの目玉にしようとしている日本政府。だけれどね、オタク文化をとても理解していると思えない。

 

さらに、どうも西欧人は日本の漫画カルチャーを、コスプレはともかく、どうも文学作品を楽しむかのように漫画を読んでいるかのような気がします(笑)

 

 

「もう、いい歳をしてまだ仮面ライダーかよ」なんて言わせません。そこにある深い意味を読み取り、勝手に深読みしすぎるのもいいかなと思いますけれど、みなさんいかがでしょうか(笑)