google-site-verification=tspjGYP2gIcb3MFqsIMJKHx5FkJBRAkM0mpmVvfoSAw

😸以文会友 以猫輔仁😸

文を以って友を会し、猫を以って人を輔く Twitterでいいきれないことをここで話します アカデミックに行きましょう😀 ネコは俯瞰的な立場で監視します😸

朝の連続テレビ小説『エール』 第21週「夢のつづきに」

いよいよ佳境に入ってきた朝の連続テレビ小説『エール』。今週は音が主役。裕一を支えることと、母親を選んだ音は結果として声楽家になる夢を後回しにする。

 

「僕のつくった曲を大きな舞台で音が歌う」という裕一は夢を仲間の前で改めて語る。思春期に入った華は「自分のやりたいことが見つからない」、「母が自分を頼りにしてくれない」ということに苛立ちを感じる。

 

王道だ!朝ドラの王道だ!

 

ズーーーと、戦争を絡めての重かったけれど、ここでやっと「朝ドラ」らしい展開になりそう。でもそうはいかないのが今回のシリーズ。

 

以前紹介した『古関裕而』によると裕而は戦後、妻金子のためにオペラを書いています。その模様はNHKラジオで紹介されています。このエピソードが今週の土台になっていると思います。

 

趣味、楽しみとして声楽を楽しんでいた音は試しとして、オーディション受けることにする。それが、主催者側の思惑もあり、合格してまった。共演者との実力を見せつけられる音。祐一とは違った意味で音楽に苦しめられる音。実力不足に悩み、焦り、遂には役を辞退するのだけれど、ここでは音は「夢を果たせなかった」と拉がれる。

 

裕一の計らいで、町場の教会で歌うことで自分の取り戻す音。ベタにいい話としてまとめています。これがもう少し若かった自分では「ケっ」ってなったと思います。

 

この年齢になるとこれが良いのです。教会に仲間が集まり、フラッシュバックのように思い出がよみがえる。歌うことの楽しみを取り戻し、娘と和解する音。最終回のように盛り上がる。音が主人公のドラマならこれが最終回になるのでしょうね。

 

才能とは”GIFT”と英語で書きます。キリスト教的な考えではその神が与えたもうた才能で人のために奉仕する使命があります。音はその使命とステージを見つけた。それでもう充分でしょう。

 

「音楽は人を喜ばせる」劇中の裕一の言葉です。戦時歌謡の作者として人を鼓舞して戦場に駆り出す役を図らずとも演じた裕一の言葉が重くのしかかります。どのドラマはどのように着地するのか。今から楽しみである。

 

 

何故、Blind Faithだって?クラプトンの重要なレパートリーである”Presence of the Lord”が収録されています。ブルースを歌うこと、ギターを弾くことは神の贈り物と高らかに宣言します。そう才能は人のために使います。